Aspirin in Patients with Chronic Coronary Syndrome Receiving Oral Anticoagulation
フランスの51施設での抗凝固療法単独vs抗凝固療法+アスピリンの前向き二重盲検ランダム化試験。対象は6ヶ月以上経過した冠動脈ステントの患者で、抗凝固療法中の者。主要評価項目は心血管死+MI、脳卒中、塞栓症、冠動脈PCI、四肢虚血の複合。二次評価項目はネット臨床イベント(全死亡+心血管イベント+大出血)等。
2020-2024年にかけて872人がランダム化され、433人が併用群、439人が単独群に割付。71.7歳、男性85.3%、全例PCI歴あり、PCI後平均3年、72.7%がMI既往。89%がAFあり。抗凝固薬はアピキサバン62.2%、リバロキサバン24.7%、ダビガトラン2.9%。試験中に全死亡が併用群で過剰に発生したため、試験は早期終了。観察期間2.2年。
主要評価項目の心血管死+心血管イベントはアスピリン併用群16.9%vs単独群12.1%、修正ハザード比1.53(1.07-2.18)、全死亡+心血管イベント+大出血で28.6%vs17.3%、ハザード比1.85(1.39-2.46)全死亡13.4%vs8.4%、ハザード比1.72、心血管死7.6%vs4.3%、ハザード比1.90でいずれも有意にアスピリン併用群でリスクが高かった。大出血は10.2%vs3.4%、ハザード比3.35。本研究では先行研究に比して、ハイリスク群が中心で、心血管イベントが先行研究では1-2%に比して、約7-8倍であった。