2023年1月18日水曜日

COVID-19のモヌルピラビル+通常治療vs通常治療(PANORAMIC研究)

Lancet,2022
Molnupiravir plus usual care versus usual care alone as early treatment for adults with COVID-19 at increased risk of adverse outcomes(PANORAMIC): an open-label,platform-adaptive randomised controlled trial

英国、多施設、オープンラベルでのRCT。50歳以上の成人、18歳以上のリスクのある者でモヌルピラビル+通常治療群、通常治療群で1対1に割付。主要評価項目は28日以内の全入院+死亡。26411人がランダム化され、モヌルピラビル群12774人(56.7歳)、通常群12934人(56.5歳)で、入院+死亡は105例(1%)vs98例(1%)で修正オッズ比1.06(0.81-1.41)で有意差は認めなかった。主観的な改善日数は9日vs15日でモヌルピラビル群で有用であった。ウイルス学的検討では集中検査では7日目のウイルス未検出率は21%vs3%で有意に減少した。全例検討(238人、280人)では5日目のウイルス未検出率は8%vs3%であったが、14日目では逆に47%vs56%で、通常治療群の方が未検出率は向上していた。

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