Molnupiravir and risk of post-acute sequelae if covid-19: cohort study
米国の退役軍人省のデータを用いて検討した。2022年1月~2023年1月で退役軍人でSARS-CoV-2検査陽性者は33万9千人あり、そのうち、モルヌピラビルのphase3試験であったMOVE-OUT研究の対象である60歳以上、BMI>30、癌、心血管疾患、CKD、CLD、DM、免疫不全等を一つ以上有し、モルヌピラビルを投与した者13007人の内、適応外使用、eGFR<30を除いた11472人、および同様のリスクを有し、抗ウイルス療法を実施しなかった217814人を対照群とした。転帰はコロナ後の死亡、入院とし、コロナ続発症として、虚血性心疾患、不整脈、肺塞栓、疲労、筋痛、AKI、認知機能低下、自律神経障害、息切れ、咳などの13症状とした。全体では平均69.8歳、男性91.6%、コロナワクチンなし12.7%、ワクチン3回以上63.3%、併存疾患:癌23.3%、CLD33.9%、DM45.3%など。コロナ後30日の時点でのコロナ13続発症はモルヌピラビルvs対照群で18.58%vs21.55%、RR:0.86(0.83-0.89)であった。コロナ後死亡は1.44%vs2.32%、HR:0.62(0.52-0.74)、コロナ後入院8.82%vs10.15%、HR:0.86(.80-0.93)といずれも有意に減らしていた。
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