Clinical manifestations and treatment of candidemia caused by different Candida species: a retrospective study
北京清華大学医学院に2020~2023年に血培でカンジダが陽性となった94例で検討した。年齢66.3±13.9歳、男性59例、死亡22例23.4%、10日以内の先行するグラム陽性球菌の菌血症既往31.9%、悪性疾患39.3%、消化器手術後38.3%、経静脈栄養53.2%、広域抗菌薬使用53.2%、ICU入室43.6%、CVカテ挿入213%。
広域抗菌薬の使用、低体重、低Alb血症、経静脈栄養、消化器手術の既往、尿路感染の既往、グラム陽性球菌の菌血症で、カンジダ血症の患者の死亡リスクが高かった。経静脈栄養の期間が長いと死亡リスクはオッズ比10.57で高かった。βDグルカンの陽性率は66.2%で他の報告より低かった。菌種同定ではアルビカンス46.8%、パラシリオーシス23.4%、グラブラータ17%。治療はトリアゾール系54例、エキノキャンディン系37例、アムホテリシンB3例。トリアゾール系はフルコナゾール35例、ボリゴナゾール19例で治療。エキノキャンディン系は39%がカスポファンギンで、7日間のトリアゾール系とエキノキャンディン系の効果は同様であった。Cグラブラータのトリアゾール系の耐性率は30%とする報告もある。今回の検討ではエキノキャンディン系に耐性のものは認めなかった。
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