Real-Worid Effectiveness of Ramelteon and Suvorexant for Delirium Prevention in 948 Patients With Delirium Risk Factors
日本の総合病院9施設で2017-2018年の1年間、65歳以上の急性疾患および予定手術で入院し、せん妄リスク(認知症、MCI、股関節骨折、重症疾患、せん妄・不眠の病歴)のあるものを対象とし、訓練されたリエゾン精神科医によって評価を受け、ラメルテオン8mgを19時、ズボレキサント15mgを21時に服用が提案された。
967人の患者(79.6±9.1歳)が評価され、541人がせん妄なし、425人がせん妄ありとされた。せん妄リスクがあるが、せん妄なし541人のうち、ラメルテオン、ズボレキサント投与は401人、投与なし125人でせん妄悪化は15.7%vs24.0%で、多変量解析ではオッズ比0.48(0.29-0.80;P=0.005)で有意に減らした。
せん妄がすでに出ている425人のうち、ラメルテオン、ズボレキサント投与は333人、投与なし89人では、せん妄悪化は39.9%vs66.3%で、オッズ比0.36(0.22-0.59;P<0.0001)で有意に減らした。
0 件のコメント:
コメントを投稿