Trial of Psilocybin versus Escutalopram for Depression
SSRIは大うつ病に対する第1選択薬であるが、効果が出るのに数週間かかり、患者によっては反応しない場合もある。シロシビンとシロシンは精神興奮作用のあるマジック・マッシュルーム属に含まれ、シロシビンは20世紀半ばには気分障害に対する効果が確認されている。今回は中等症~重症の大うつ病に対する、シロシビン、エスシタロプラムの6週間のフェーズ2の二重盲検試験。ハミルトン抑うつスケール(0-52点)で17点以上のうつ病の患者を1対1で、シロシビン25mg群、エスシタロプラム10mg→20mg群に割付。主要評価項目はQIDS-SR16(16項目クイックうつ病自己評価スケール、0-27点)の変化。QIDS-SR16はベースラインでシロシビン群14.5、エスシタロプラム群16.4で、6週後の変化はシロシビン群で-8.0±1.0、エスシタロプラム群-6.0±1.0で有意差を認めず。QIDS-SR16での寛解(ベースラインより6点以上の改善)は57%vs28%であった。
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