Effect of Semaglutide on Chronic Kidney Disease in Patients with Type 2 Diabetes
セマグルチド週1回皮下注投与での腎不全進行予防をFLOW研究として実施。二重盲検無作為化プラセボ対照試験。28ヶ国387施設。対象はT2DM、HbA1c≦10%で、RAS阻害薬による十分な治療を受けており、eGFR:25-75のCKDが合併するもの。SGLT阻害薬の有無は問わないが、その有無は無作為化の際に層別化する。セマグルチドは0.25㎎/wから4w毎増量し、1.0㎎/wで維持。主要評価項目は透析導入、腎移植、eGFRの15以上の低下または50%以上の低下、または腎関連・心血管死。3533人(66.6歳、女性30.3%、白人65.8%、アジア系23.9%、HbA1c:7.8±1.3、BMI:32.0、SGLT2併用15.6%、インスリン併用61.4%)が無作為化され、セマグルチド群1767人、対照群1766人に割付。3.4年観察。中断率26%。セマグルチド群のアドヒアランス89%。主要評価項目の腎イベントは5.8/100人・年vs7.5でHR0.76(0.66-0.88)で有意に良好であった。副次評価項目のeGFR低下は-2.19vs-3.36/年、心血管イベントHR0.82(0.68-0.98)、全死亡HR0.80(0.67-0.95)で有意に良好。体重減少は対照群に対して104週の時点で4.1㎏減量。(サブグループ解析では、腎イベントでアジア系では有意差なし、SGLT2阻害薬併用群でも有意差なし)
0 件のコメント:
コメントを投稿