2025年2月5日水曜日

2型糖尿病に合併した慢性腎臓病でのフィネレノンの心血管および腎臓への長期効果、FIDELITY統合解析

Euro Heart J,2022,vol.43
Cardiovascular and kidney outcomes with finerenone in patients with type2 diabetes and chronic kidney disease : FIDELITY pooled analysis

ミネラルコルチコイド受容体の過活動は心、腎、血管の炎症、線維化を引き起こす。MR受容体拮抗薬であるフィネレノンはFIDELIO-DKD研究で腎転帰を改善し、FIGARO-DKD研究では心血管転帰を改善した。そのデータの統合研究。両研究棟もT2D+CKDで、RAS阻害薬が耐容量まで投与中、K値≦4.8で、FIDELIO研究はT2D+CKDで、尿アルブミンクレアチニン比(UACR)30-300、eGFR:25-60またはUACR≧300、FIGARO研究はUACR:30-300,eGFR:25-90またはUACR:300-5000、eGFR≧60のものを対象とし、主要評価項目は心血管転帰、腎転帰とした。統合データでは13026人(フィネレノン群6519人、プラセボ群6507人、64.8±9.5歳、男性69.8%、HbA1C:7.7±1.4、eGFR:57.6、UACR30-300,26.4%、UACR≧300,66.7%、インスリン58.6%、GLP17.2%、SGLT26.7%併用)が解析された。複合心血管転帰(心血管死、MI、脳卒中、心不全入院)ではハザード比0.86(0.78-0.95)であった。腎転帰ではベースラインからeGFRが57%以上低下を腎悪化とした場合の複合腎転帰でハザード比0.77(0.67-0.88)、末期腎不全(透析+腎移植)でHR0.80(0.64-0.99)、eGFR<15は0.70(0.60-0.83)でリスクを低下させていた。全死亡は8.5%vs9.4%で、HR0.89(0.79-1.00,p=0.051)であった。有害事象である高K血症は14.0%vs6.9%で、持続的な高K血症による投与不能例は1.7%vs0.6%であった。

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