Benefits and Risks Associated With Stain Therapy for Primary Prevention in Old and Very Old Adults
75歳以上のスタチンよる脳血管疾患CVDの一次予防についてはコンセンサスがない。75-84歳、85歳以上のスタチンによるCVD一次予防についてリアルワールドの電子的健康情報(EHR)を用いて検討した。香港健康省の運営するEHRデータを使用。60歳以上でCVDを認めないものを対象とした。LDLコレステロール≧160で、CVDリスク(高血圧、肥満、喫煙、耐糖能異常)が0-1個、またはLDLコレステロール≧130でCVDリスク2-3個、またはLDLコレステロール≧100でCVDを有するものをスタチン適応とした。2400万人がスクリーニングされ、CVD既往のないものでスタチン適応があるもので投与開始群が60-74歳で734217人、75-84歳で21340人、85歳以上で2695人。プロペンシティスコアをマッチさせたものを1対1で抽出し、平均5.6年、75歳以上で5.3年観察した。結果はITT解析で、CVD発生は60-74歳ハザード比0.86(0.86-0.92)、75-84歳:0.94(0.90-0.98)、85歳以上:0.85(0.77-0.94)。全死亡で0.87,0.90、0.85で有意にスタチンはリスクを減らしていた。ミオパチーと肝障害の頻度は有意差は認めず。
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