2026年2月18日水曜日

急性期虚血性脳卒中に対するミノサイクリンの効果と安全性、EMPHASIS研究、多施設二重盲検無作為化試験

 Lancet,2026
Efficacy and safety of minocycline in patients with acute ischaemic stroke(EMPHASIS): a multicetre, double-blind, randomised controlled trial

ミノサイクリンは虚血性脳卒中のモデルでミクログリアの抑制、MMPの阻害、脳実質への白血球遊走の抑制により、神経学的な転帰の改善が期待されるが、臨床試験の結果は一貫していない。中国の58施設で実施。18-80歳で、脳梗塞発症72時間以内、NIHSS:4-25点の患者を1:1にランダム化し、ランダム化後30分以内にミノサイクリン200mgを経口(経管)投与し、その後4日間、12時間毎に100mgを投与。その他の通常治療はガイドラインに従い経静脈的血栓溶解療法、血管内血栓回収療法を含めて許可。主要評価項目は90日後のmRS 0-1。
2023年5月から2024年5月に登録され、1724人がランダム化され、862人づつ割付。平均年齢65歳、NIHSS中央値5(4-7)、最初の投薬までの時間41.3H、tPA投与12.2%、血管内血栓回収療法2.4%、TOAST分類ではLAA:45.0%、脳塞栓5.7%、SVD:39.4%、その他3.5%、分類不能6.4%。90日後のmRS 0-1はミノサイクリン群52.6%vsプラセボ群47.4%で修正RR1.11(1.03-1.20)で有意に良好であった。hs-CRPは両群で差は認めず。90日の再発、有害事象に差を認めず。

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