Once-Weekly Dulaglutide for the Treatment of Youths with Type 2 Diabetes
若年の2型DMではメトホルミンの血糖コントロール不良例が多いことがTODAY研究で示され、成人より若年のT2DMではインスリン抵抗性やβ細胞機能障害が重度であるとされる。若年T2DMのGLP-1作動薬であるデュラグルチドの効果を検討した(AWARD-PEDS研究)。フェイズ3の無作為化RCTで、9カ国46施設で実施。研究のプロトコル、統計学的解析はスポンサーであるイーライリリー社がデザインした。10歳以上18歳未満で、BMIが85パーセンタイル以上、HbA1c6.5-11.0%のT2DMで、4週の観察期間後、プラセボ、デュラグルチド0.75mg、1.5mg群に1:1:1で割付。主要評価項目は26週後のHbA1cの変化。154人(14.5±2.0歳、女性71%、BMI:34.1±8.8、、メトホルミンのみあり63%、メトホルミン+基礎インスリンあり25%、HbA1c:8.1±1.3%)が無作為化され、26週95%、52週90%が完遂した。26週の時点で、HbA1cの変化量は+0.6pts、-1.2、-1.5でデュラグルチド群で有意に低下。HbA1c<7.0の割合は14%、55%、48%で有意に多かった。26週でのBMIの変化量は0.0、-0.2、-0.1で差は認めず。
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