Effectiveness of a Meningococcal Group B Vaccine(4CMenB) in Children
髄膜炎菌血清型Cワクチン導入後、欧州では血清型Bの髄膜炎菌が侵襲型髄膜炎菌感染症の主原因となっている。2013年に欧州で4成分B型髄膜炎菌ワクチン(4CMenB)が認可され、2015年9月よりスペインで使用可能となった。2015年10月~2019年10月までの期間で、生後60ヶ月未満の小児に対する接種を行い、その効果を多変量条件付きロジスティック解析にて検討した。
スペインでの感染症サーベイランスでは侵襲性髄膜炎菌感染症は全例報告となっており、1例報告の度に4例の誕生日や居住地をマッチさせた対照群をピックアップ検討した。髄膜炎菌感染症患者306例に対し対照群1224例で、患者群ではワクチン接種なし88.6%、接種あり11.4%、対照群では接種なし75.7%、24.3%で、条件を整えたオッズ比では1回以上接種で髄膜炎菌感染0.32(0.21-0.50)、フル接種では0.24(0.13-0.43)で、それぞれワクチン効果は68%、76%であった。
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