Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes
多施設二重盲検試験、41か国、804施設で実施。ノボ・ノルディスク社の資金提供あり。45歳以上で、BMI≧27、糖尿病なしで心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中、末梢動脈疾患)の既往のあるもの。HbA1c≧6.5、90日以内のGLP-1作動薬使用歴のあるもの、NYHAⅣの心不全、末期腎不全は除外。1:1に割付し、セマグルチド群は4週ごとに0.5→1.0→1.7→2.4㎎/週まで増量。妊娠、膵炎発症、カルシトニン濃度≧100ng/Lになれば、中止。主要評価項目は心血管死+心筋梗塞+脳卒中の複合。2018年10月~2021年3月まで実施、17604例がランダム化され、セマグルチド群8803例(61.6歳、男性72.2%、白人83.9%、BMI:33.3)対照群8801例。観察期間39.8ヶ月。心血管死+心筋梗塞+脳卒中は6.5%vs8.0%でハザード比0.80(0.72-0.90、p<0.001)であった。体重減少は-9.39%vs-0.88%。有害事象は16.6%vs8.2%で、胃腸障害が10.0%vs2.0%であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿