2024年2月7日水曜日

非重症の入院を要する市中肺炎の第1選択の抗菌薬の効果の比較

Chest,2024,vol.165,no.1
Comparative Effectiveness of First-Line and Alternative Antibiotic Regimen in Hospitalized Patients With Nonsevere Community-Acquired Pneumonia

カナダ、オンタリオ州19施設のGEMINIデータベースを用いて、非ICUの市中肺炎の治療、治療効果について検討した。誤嚥性肺炎は除く。23512例のデータを用いた。ベータラクタム(BL)+マクロライド(M)39.7%、BLのみ38.9%、キノロン(FQ、レボフロキサシンorモキシフロキサシン)19.2%、BL+ドキシサイクリン(D)2.2%。院内死亡率はBL+M:7.5%、BLのみ9.7%、FQ:6.7%、BL+D:6.0%で、BL+Mに比してBLのみの生存退院の修正ハザード比は0.90(0.84-0.96)であった。BL+M、FQ、BL+Dは効果に差を認めなかった。

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