JAMA Network Open,2023,vol.6,no.12
米国の6700万人のデータベースCDMを用いて、12ヶ月間、VTEを罹患していなかったもので、初回のVTEと診断され、30日以上、抗凝固療法を実施または下大静脈フィルター留置を行ったものを症例群とし、年齢等をマッチさせた対照群を1対10で選出し、VTE診断日前のホルモン補充療法、スタチン使用を検討した。症例2万359人、対照20万3590人。ホルモン補充療法のVTEの修正オッズ比は1.51(1.43-1.60)。スタチン使用者のVTEの修正オッズ比0.88(0.84-0.93)。ホルモン補充療法者でスタチン非使用はVTEの修正オッズ比1.53(1.44-1.63)、スタチン使用ではOR1.25(1.10-1.43)。スタチン非使用のホルモン補充療法者に対し、スタチン使用(ホルモン補充療法者)のOR0.82(0.71-0.94)で、高強度スタチン(アトルバスタチン40㎎またはロスバスタチン20mg以上)のOR0.69(0.50-0.95)であった。
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