Association between fingertip-measured advanced glycation end products and cardiovascular events in outpatients with cardiovascular disease
CVD患者における指先で測定されたAGEsスコアと心血管イベントの関連性について検討。一施設(北里大学病院)での後方視的観察研究。204人の心臓リハビリテーション実施者が登録され、最終的に191人で評価。AIR WATER BIODESIGN社の指先測定のAGEs測定器を用いた。AGEsスコアは主にメチルグリオキサールを反映し、0.0~10.0で表され、50歳の健康な日本人男性の平均スコアは0.5(メーカー調査)。腫瘍評価項目は心血管イベント(心血管死、MI、PCI、心不全、脳卒中)。AGEsスコアの中央値0.51で、それにより高AGE群、低AGE群に分けて評価。
高AGE群96例(73.1歳、男性62%、BMI23.9、心不全56%、CKD58%、LDLコレステロール88.1、HbA1c6.3%、クレアチニン1.16、eGFR55.6)低AGE群95例でベースラインでは有意差は認めず。平均15.1ヶ月フォローされ、心血管イベントは27.1%vs10.5%、p=0.007で、MI発症4.2%vs0.0%、p=0.043、PCI実施7.3%vs1.1%、p=0.037。30ヶ月までフォローされたものでも同様の結果。単変量解析では心血管イベントと関連していたのは、BMI、HF、虚血性心疾患、BNP、AGEスコア、握力、6分間歩行であった。AGEスコアと6分間歩行で心血管イベント検出のAUCによる最適カットオフ値は0.51、378mであった。
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