Accelerometer-Derived Weekend Warrior Physical Activity and Incident Cardiovascular Disease
WHOやAHAガイドラインでは中等度以上の運動(MVPA)を週に150分以上することを推奨しているが、どのような運動パターンがいいのかは不明である。また過去の研究では運動量が自己申告であったり、サンプルサイズが小さいなどの限界もある。UKバイオバンクに登録された50万人のうち、10万人に手首装着型の3次元加速度計を1週間つけてもらい、日々の運動量、運動パターンを算出した。週の運動量が150分以上でその50%以上を1-2日に集中して運動する群を週末強化運動群(WW群)、週の運動量が150分未満の群を非活動群、運動量が150分以上でWW群でないものを通常活動群とした。89573人のデータを解析し、6.3年観察した。WW群は42.2%(62.2歳、女性51.0%)通常活動群24.0%(61.2歳、女性51.1%)、非活動群33.7%(63.3歳、女性66.8%)。降圧剤内服は15.3%、13.5%、22.8%。BMI>30は14.8%、13.4%、29.4%であった。主要評価項目のAF、MI、HF、脳卒中ではそれぞれ非活動群に比して、AFでハザード比0.78、0.81、MIで0.73、0.65。HFで0.62、0.64。脳卒中で0.79、0.83でいずれも通常活動群と同様に週末運動でもリスクを減らしていた。週の運動量が403分以上ではMI、脳卒中でWW群での非活動群に対する優越性は消失していた。筋骨格系のインシデントも、WW群、通常活動群ともにリスクは低下していた。
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