Association Between Hypertension and Incident Infective Endocarditis
感染性心内膜炎は年間10万人あたり3-7人発生するとされる。英国の長期コホート研究では降圧は慢性の心血管疾患やIE、リウマチ性心疾患などの感染性疾患を減らす可能性を示唆した。韓国の健康保険(NHIS)のデータを用いて検討した。2009年から400万人のデータを平均9.2年観察。平均47.12歳、男性55.08%、IEは812人に発症。10万人・年あたりの発生率は血圧正常群(SBP<120)0.93、前高血圧群(120≦SBP<140)1.39、高血圧群(SBP>140)2.57、高血圧治療群5.96で、血圧正常群に比してハザード比は1.33(1.06-1.68)、1.98、2.56で血圧に応じてリスクが増加していた。サブ解析では年齢<65歳、運動なし、脂質異常なしでは、血圧が単独でIEリスクになっていた。IE高リスク群(先天性心疾患、心臓デバイス、弁置換術後)では血圧正常でIEのハザード比26.9、高血圧+IE高リスクでハザード比39.5であった。
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