Maternal Vaccination and Risk of Hospitalization for Covid-19 among Infants
妊娠中のCovid-19ワクチンにより、臍帯血、母乳、乳児の血清から抗体が検出される事、さらに妊娠中のワクチン接種は妊娠中のCovid-19感染よりも最初の6ヶ月は高い抗体価が得られる事が報告されている。診断陰性例コントール試験のデザインで、6ヶ月未満の乳児の妊娠中のワクチン接種の効果を検討した。2021年7月~2022年3月、米国22州30病院に入院した1327例を登録。妊娠前にワクチン接種が済んでいるものの大部分は除外して検討。コロナ症例537例(181例はデルタ株優勢期、356例はオミクロン株優勢期)、コロナ陰性の対照例512例で検討した。ワクチンはファイザー社製、モデルナ社製。平均年齢は2ヶ月。コロナ群19%、対照群24%に1つ以上の基礎疾患あり。234例が妊娠中にワクチン接種を受けた。コロナ群の妊娠中ワクチン接種あり16%、対照群29%。コロナ群でワクチン接種なし、ありではICU入室23%vs13%、重症12%vs9%。妊娠中のワクチン接種で、6ヶ月未満の乳児のコロナ入院予防の有効率52%(95%CI:33-65)、ICU入室には70%(42-85)であった。デルタ株優勢期では80%(60-90)、オミクロン株で38%(8-58)。妊娠20週以降のワクチン接種で有効率69%(50-80)、20週以内の接種で38%(3-60)であった。
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